鎌倉さんぽ

約1年ぶりの鎌倉。
これまで「観光地」のイメージが強くて、実はあまり足を運んでいなかった場所。
でも今回、ふとしたきっかけで訪れることに。実際に歩いてみると、想像していた鎌倉とは少し違っていた。お店が点在していて、その一つひとつに個性があって、まだ知らない世界が、静かに広がっているような感覚。
観光というより、「暮らしの延長線にある街」を歩いているような一日だった。
のどかな始まりと、パンのある時間

まず向かったのは、長後駅エリアにあるカフェ。
駐車場に着いた瞬間から、すでにお店の世界観が伝わってきて、自然と期待が高まる空間。
「自家製パン」の文字に惹かれて注文したランチプレートは、見た目以上に満足感たっぷり。
ほんのり甘くてやさしいパンに、オリーブオイル。そこにしっかり塩気のあるソーセージ。このバランスが本当に絶妙で、シンプルなのに、しっかり記憶に残る味だった。
さらに、ドッグランとお花屋さんが併設されていて、ただ通るだけでもワクワクするような場所。
人も、犬も、植物も、自然体でそこにいる。そんな空気に、心がふっとほどけていくのを感じた。
鎌倉の定番にある、新しい発見

次に訪れたのは、豊島屋。
鳩サブレーの印象が強かったけれど、実際に足を運んでみると、そのイメージがいい意味で裏切られる。
店内には、さまざまなお菓子やグッズが並び、見ているだけでも楽しい空間。
2025年グッドデザイン賞を受賞している商品もあって、伝統の中に、しっかりとデザインや遊び心が息づいているのを感じた。
その中で選んだのが、「走るハトカー」。
ちょっとしたユーモアと可愛さが詰まったアイテムで、こういう“余白”のあるものって、やっぱり惹かれる。長く愛される理由は、こういうところにあるのかもしれない。
使って終わらない、美しい循環

出会った中で特に印象に残ったのが、シードペーパー(花咲く和紙)。
紙の中に種が入っていて、水に浸して土に置くと、そこから芽が出てくる。
「使って終わり」ではなく、その先に新しい命がつながっていく。
“消費”ではなく、“循環”。
日常の中で選ぶものひとつで、世界の見え方や、自分の感じ方も変わっていくのかもしれない。
本と過ごす、少し特別な時間

たらば書店では、選書をしてもらった一冊を購入。
そして、その本に専用のブックカバーをかけてもらう。本を読む時間をぐっと特別なものにしてくれる。2階のカフェ利用でつけてもらえる&割引もあって嬉しい◎
中華料理の基本

飾らない味。でも、それが一番難しい。余計なことをしない強さと、まっすぐな美味しさに、改めて心を動かされた。

自分で急須を選び、丁寧にお茶を淹れる時間。選んだのは、貝が埋め込まれた愛媛の急須。
ひとつひとつの所作が、日常を少しゆっくりにしてくれる。
今度はイタリアの友人たちと一緒に来て、この静かな豊かさを共有したい。